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1981年8月16日(獅子座)神戸出身。東邦出版に勤務するフットボールジャンキーな編集長・中林良輔による多角的サッカー日記。カントナとゴッドファーザーをリスペクトし、心のクラブはマンU。
by takeoverproject
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初志貫徹回顧録
2003年に卒業した専門学校の先生から同窓会の案内があり、同じクラス(総合雑誌編集科)だった親友とメールのやりとりもしていたものだから専門学生時代をいろいろ懐かしく思い出しました。

当時の僕は自ら立候補して今と同じく編集長というポジションでがむしゃらにひたむきに空まわっていました。誰かに給料をもらっているわけでもないのに当時のすべての情熱を学校の課題である雑誌制作(厳密には雑誌風のフリーペーパー制作)に注ぎ、給料を払っているわけでもないのにクラスのみんなにも無条件で同等の情熱を求めました。始動当初の企画会議はもめにもめ、副編集長には数人で組んで別雑誌を立ち上げようとする謀反を起こされ、日々深夜の電話作戦でコミュニケーションをとってクラスみんなの理解を求めていたこの時期のケータイ料金は毎月3万円を超えていました。

学校とぶつかり、先生とぶつかり、クラスメイトとぶつかり、自分の力不足の壁にぶつかり、大いに空回り、無意味に苛立ち、それでも当時の情熱は手放しで自画自賛できます。そして最終的に素晴らしい仲間たちとともに渾身の作品が完成したときの達成感は今でも忘れられません。

気づけばプロとなって4年半。今の自分はどうだろう?もちろんやり甲斐のある仕事が続いているので精一杯やってるつもりではいるけれど、心のどこかで本づくりが流れ作業になっていないだろうか?専門学生時代のように魂を削ってでもという情熱を常に持ててるだろうか?まだまだ足りてないんじゃないか?

「学生の仕事は0%〜100%の間のどこか。プロの仕事は常に80%」と尊敬する先輩から学生時代に教わったとき「自分はプロになっても常に100%を目指します!」と鼻息荒く意気込んでいたあの頃、青くさかったあの頃の自分を忘れず、常々こういった自問自答を繰り返すことで、ハングリー精神を持ち続けることはすごく大事なことだなと再認識した今日この頃。

ちなみに営業のお姉さんに「チャック開いてるよ!」と明るく指摘されるまで1日チャック全開でもあった今日この頃。
by takeoverproject | 2007-09-11 13:35
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