1981年8月16日(獅子座)神戸出身。東邦出版に勤務するフットボールジャンキーな編集長・中林良輔による多角的サッカー日記。カントナとゴッドファーザーをリスペクトし、心のクラブはマンU。
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サッカーの育成についての雑感
昨晩フットボールクラッキのJFAアカデミー特集を録画で見る。

JFAアカデミーはライターの小澤さんの言う通り、4年後、8年後の成果が非常に楽しみ。幸野志有人選手とかあの年齢で本当に良い選手だなと思うし、卒業生が何人も海外に挑戦している姿も頼もしい。逆に、サッカー選手としてではなくほかの分野で活躍する卒業生が出てきたりしても面白い。

ただ番組内のインタビューで田嶋さんが言ってた今後さらにアカデミーの数を増やすという路線には少し疑問。JFA(日本サッカー協会)が行うエリート教育だからこそ狭き門でいいと思うし、JFAにはさらに広い視野で育成に取り組んでもらいたいとも感じる。

例えばドイツが採用している優秀なスカウト(コーディネーター)&コーチの全国展開でピラミッド強化路線のほうがアカデミー量産よりは現在の日本に適した方向性な気がする。ドイツではあくまで選手の所属は各地域のクラブで、DFB(ドイツサッカー連盟)の役割は全国規模で400近い拠点を設け、11歳〜17歳の才能の発掘と定期的な選抜メンバーへの指導。このシステム(責任者はあのザマー)で見出された選手に現レアル・マドリーのエジルやケディラがいる。

ちなみに中林の考えとしては、エリート育成で素晴らしい選手を育成することはとても意味のあることであり、一方で、怪物、天才、そして何か1つの個性が突出した選手は、サッカーに必要な能力をバランス良く育てるエリート育成からは生まれてこないのではないかという見解。
エリート教育でジダンは生まれないけどアンリは育てられる。そして両選手がいたからこその世界王者だったように感じる。

その意味で為末大氏がツイッターで発言していたこの言葉にはとても共感を覚える。

「スポーツの世界では天才は触らないのが一番ですが、秀才はある程度システムで作れる。秀才システムでは天才が死ぬし、天才システムでは凡人が秀才になれない」

これは中林意訳ですが「触らないのが一番」というのは「個性を伸ばす育成」ということだと思います。別に何もしない、ほったらかしという意味ではなく。

フランス的、ドイツ的、あるいはスペイン的。協会主導、地域主導、学校主導、あるいは個人発信。エリート教育、個を伸ばす指導、海外留学、ストリートサッカー……育成においてはもっともっと多角的に様々なアプローチがあってもいいのではないかなぁと。自然発生ではなく、意識的な動きとして。
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by takeoverproject | 2012-04-27 15:49