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1981年8月16日(獅子座)神戸出身。東邦出版に勤務するフットボールジャンキーな編集長・中林良輔による多角的サッカー日記。カントナとゴッドファーザーをリスペクトし、心のクラブはマンU。
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日本サッカー20年を振り返る3冊
週刊サッカーマガジンの最終号、Numberのドーハの悲劇特集。サッカー日本代表フォトブックと合わせて多くの方に読んでいただきたい2冊です。

Numberは、松永成立さんを中心に描いた一志治夫さんの再現ドキュメント「'93•10•28の夜」が涙なくしては読めせん。そして「私にとってドーハは、」という当時のメンバーへ編集部が投げかける共通の質問に対するカズさんの返答にはキングたる理由が垣間見えました。

週刊サッカーマガジンは、編集長の「お詫び申し上げます」も胸をうちますが、西部謙司さんのコラム「ゴールのあとの祭り」が西部さんらしい最終回の締め方で素晴らしいです。最終号にふさわしい綴じ込みピンナップも秀逸。

この3冊をセットで手にすれば(3000円でお釣りがきます!)、日本サッカー界のこの20年のどこにでも、一瞬でタイムスリップできますよ。
日本サッカー20年を振り返る3冊_c0030862_11463243.jpg

# by takeoverproject | 2013-10-30 11:46
ふとあの日のことを思い出しました。
現在の、フットサル中にゴール前から微動だにせず来たボールを決めるだけの中林しか知らない方には信じられない話かもしれませんが(笑)、高校時代、中林はサッカー部いちばんのスタミナの持ち主でした。

自分でもスタミナがあると自負したことはなかったのですが、高3時にサッカー部内で長距離走をした際、とりあえず行けるところまでスタミナがウリのサイドバック(SUS)について行こうと思ったら最後までSUSと併走してトップタイ。

サッカー部顧問に「フィールドの選手と違って自分でメニューを考え、サボろうと思えばいくらでもサボれるGKが実際はどれだけストイックにトレーニングに取り込んでいるかの証明」と評価してくれたのはいまでも鮮明に覚えている。

その直後、今度は学年全体での体育の授業の長距離走があり、何グループかに分かれてSUSは別グループだったため、行けるところまでと陸上部のエースに併走。終盤まで無理なくついて行ったものの、最後のラストスパートに「相手は陸部エースだし……」と無理してついて行かず、周囲の応援に笑顔で手を振りながら2位フィニッシュ。

するとサッカー部顧問が飛んできて「へらへら笑って2位でゴールするな!お前のそういうところが県選抜に選ばれない理由だぞ!」と強い𠮟咤を受ける。

この時の兵庫県選抜GKは強豪滝二の正GK、サブGK、第3GKがメンバー入りするという他校のGKからするといかにも屈辱的な状況だったこともあり、当時はイライラが先にきて「僕のやることは体育の長距離走でトップとることじゃなく今日の部活の質と週末の試合の結果です!」と生意気に反論したものでした。

とはいえこの陸上部のエースは元サッカー部。試合に出れず、練習をサボり、いつの間にか辞めて陸上部に。その後の努力までは知らないけれど、少なくとも陸上部のエースだからと勝負を諦める相手ではなかった。いま思い返すとあの試合は勝っておくべき試合だったのだなと。相手がというより自分自身との戦いとして。

昨日の見事日本代表がW杯出場を決めたオーストラリア戦から一夜明け、ふとあの日のことを思い出しました。

※この物語はフィクションではありません。笑
# by takeoverproject | 2013-06-05 12:33
「ヨコハマ・フットボール映画祭2013」
今年も実行委員のひとりとしてやります!
「ヨコハマ・フットボール映画祭2013」

http://yfff.jp/

そして先週末よりサッカーファンのための
プレミアムショッピングサイト「サカポン」
での特典付きチケット販売も始まりました!

http://www.soccer-coupon.jp/

2月11日(月/祝)・16日(土)・17日(日)、
皆様ぜひご家族・ご友人お誘い合わせの上、
みなとみらいまで遊びにいらして下さい!

ちなみに上映作品は下記!

「フットボールアンダーカバー」
ジャパンプレミア(日本初公開)!!
イスラム文化における女性の人権問題に、
サッカーを通して迫ったドキュメンタリー。

http://www.youtube.com/watch?v=OyMc0bW_b8M&feature=player_embedded

「ソカ・アフリカ」
ジャパンプレミア(日本初公開)!!
若き才能のアフリカ発、ヨーロッパ行き。
人身売買とも表現できる移籍の現実に迫る。

http://www.youtube.com/watch?v=QRIfS3cEMTI&feature=player_embedded

「狂熱のザンクトパウリ・スタジアム」
ジャパンプレミア(日本初公開)!!
ドイツ有数の熱度を誇るザンクトパウリの、
スタジアムに設置した多数のカメラから観る世界。

http://www.youtube.com/watch?v=AK5p5Lzrb0M&feature=player_embedded

「ユナイテッド ミュンヘンの悲劇」
世界屈指の名門クラブを乗せた飛行機が墜落。
一人のコーチの情熱と若き才能が、
瀕死のチームを復活へと導いてゆく物語。

http://www.youtube.com/watch?v=4xJ96pLK0bI&feature=player_embedded

「コッホ先生と僕らの革命」
ドイツの名門学校に赴任した英語教師コッホ。
ドイツ・サッカーの父と少年たちの感動の実話。
(音声ガイド付き上映実施)

http://www.youtube.com/watch?v=wv3h7_kOPGg&feature=player_embedded

「ローカル・サッカー・クラブのヒーロー」
就任までサッカーについて全く関心のなかった
暴走オーナー率いるクラブは優勝できるのか?
クラブ経営を扱ったイタリアンコメディの傑作。

http://www.youtube.com/watch?v=oVzOo5qH9RY&feature=player_embedded

「勝利への脱出」
ペレ、アルディレス、B・ムーア、スタローン競演。
言わずと知れたサッカー映画の金字塔も特別上映!

http://www.youtube.com/watch?v=abO0lm6L4T0&feature=player_embedded


「ヨコハマ・フットボール映画祭2013」_c0030862_18271786.jpg

# by takeoverproject | 2013-01-21 18:27
中林が自身に設定していた3つのテーマ
先月新潟のJAPANサッカーカレッジさんに特別授業をしに行った際、50名近い学生さんたちに考えていただいた「書籍の企画書」と「授業の感想を書いてくれたレポート」が手元に届く。

みんなびっしりと企画書もレポートも書いてくれていてすごく嬉しいし勉強になります。もちろん勝手に学生さんから企画は盗みませんよ。笑。本当に実現できそうな企画があれば何らかのかたちで発案者に関わってもらおうと思っています。もちろんプロの方々の立てた企画でもすんなりと通るわけではないのが書籍というジャンルなので、なかなか難しい部分もありますが。。

またレポートでは、授業の中で誰も興味ないだろうと思いながら話していた「中林が専門学生時代や新米社会人の頃に自身に設定していた3つのテーマ」についての反響や共感の声がとても大きくて驚きました。ちなみに3つのテーマとは、

・「できません」とは絶対に言わない
やるからにはプロになるだけでなく業界のいちばんを目指すために、何事にも返事はすべて「オレやります!」。仮にいまの自分にはキャパオーバーだと感じることでも積極的にチャレンジする。

・一度会ったら覚えてもらえる自身のキャラクターを作る
サッカー業界とは何のパイプもないゼロからのスタートに対する打開策。サッカー好きは声をかけざるを得ないレアなサッカーユニフォームを普段着にして髪の毛はツンツンの金髪。

・フットサルと飲み会の誘いは断らない
ただ自分が楽しんでいるだけのようでじつは重要なテーマ。フットサルで人脈が広がり&親交が深まり、斬新な企画は飲み会で生まれる。参加すればまた次も呼んでもらえる。実作業は夜中に会社で。

本当にこれまでサッカー編集者中林はこの3つのテーマだけで生きてきたようなものです。笑。逆にこれからはこの何倍も自身に新たなテーマをたくさん持たせて成長を加速させないといけなぁと感じる今日この頃。

それにしてもこういった「中林良輔の人としての」的な部分の話に学生さんたちがいちばん大きな反応を示してくれたというのは予想外でしたし嬉しいですね。「専門学校生」という共通点のなせるワザでしょうか。週末改めて学生さんたちの熱意のこもった文章を拝見しながら企画に対する中林なりのお返事を誠意を持って書かせていただこうと思います!
# by takeoverproject | 2012-10-05 12:25
トントンと
この8月は、トントンと自信作を2冊刊行。


トントンと_c0030862_23223554.jpg

「センターバック専門講座」
秋田豊/著 田中滋/構成
定価1,575円


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「欧州サッカー 名将への挑戦状」
ヘスス・スアレス+小宮 良之/著
定価1,500円


読んで絶対損はさせません!
# by takeoverproject | 2012-08-20 23:23