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1981年8月16日(獅子座)神戸出身。東邦出版に勤務するフットボールジャンキーな編集長・中林良輔による多角的サッカー日記。カントナとゴッドファーザーをリスペクトし、心のクラブはマンU。
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わかってはいたもののストライカー不足。
何十年と日本代表をみてきたベテランのライターさんと話をし、そして世界各地のワールドカップ予選を観て感じたこと。それは、

わかってはいたもののストライカー不足。

ほかの大陸のワールドカップ予選を戦っているFWをみてみると、
アルゼンチンにはクレスポとサビオラがいます。テベスだっています。
ブラジルにはロナウドとロナウジーニョがいます。アドリアーノもいます。
イングランドにはオーウェンとルーニーがいます。デフォーだっています。
羨ましいことこの上ないです。これら予選で好調な3カ国の現役代表FW級の選手が欲しいとはいいません。せめて代表を引退した選手、バティステュータやロマーリオやシアラー級の選手が日本に現れてくれれば、それだけでもアジア予選は楽々と突破できる気がします。

ちなみに、今の日本代表に求められているのは生粋のストライカーだと感じます。その前にそもそも『ストライカー』とは何なのか?ネットの辞書で調べてみると「サッカーなどで、強いシュート力をもち高得点をあげる選手」と出てきます。素晴らしい!まさにその通り。どこからでも打てるシュート力とシュート精度を持ち、常にゴールの予感を漂わせながらコンスタントに得点を挙げるFWが『ストライカー』であると僕は考えてます。理想像は現オランダ代表監督のファンバステンです。

では、現時点で日本に『ストライカー』と呼ばれる最低限のレベルに達している選手は存在するのでしょうか?僕の答えは“否”。
それなら、2006年W杯までには現れているのか?との観点で考えてみましょう。

最もその存在に近いと感じるのは久保です。ただ如何せん故障が多すぎて「コンスタントに得点」という部分が疑問ですが。
次点は大黒。ただまだまだプレーが荒削りで、しかもすでにそこそこの年齢であることを考えると、イタリアのラバネッリのような遅咲きの選手であることを願って今後のさらなる成長に期待といった具合です。

現代表FWをみてみると、高原は賢く、鈴木は強く、玉田は速いですが決してストライカーではない。柳沢、大久保はアシスト役や1.5列目のイメージがあり純粋なFWですらないと感じます。

僕も一度試合で対戦したことのある播戸もとても良い選手になっていますが、彼も玉田と同じスピード&ドリブル系のFWの域を脱してはいません。田中達、永井も同じく。
坂田、平山相太、森本らの将来性には大いに期待できますが、2006年を基準に考えると時期尚早に感じます。

結論として、僕の中で2006年の日本のストライカーとなりうる選手は、久保、大黒、一歩下がって黒部あたりが現実路線。今後大化けをみせてくれるのであれば、横浜Fの大島、市原の巻、東京Vの平本らにも可能性はなくはないと感じます。

んー、でもやっぱり苦しい。どーにも心もとない。久保の故障頻度&年齢とほかのメンバーから感じるオーラとスケールを考えるとどーにも。。ワールドカップでコンスタントに点を取ってくれるイメージがまったく沸いてこない。まだ森本の方が期待としては大きい気さえします。

あー、エメルソンさえ帰化してくれれば。。。
ここ2、3年結局いつも僕はこの結論に達します。
by takeoverproject | 2005-04-04 21:12
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