今月23日。前のブログでも書いた我がフットサルチームの蹴り納めを4時間分楽しんで汗をかき、それから忘年会でたらふく飲み食いし、みんなが意気揚々と2次会になだれ込むなか、僕は会社に帰って徹夜で仕事に勤しみました。そして風邪をひきました。。
そう、わたしは“働きマン”。
ということで、偶然か必然か、立て続けに知人に「そのうち出てきそう!」「読むべきだ!」「出るべきだ!」と勧められ、読んでみて久々にハマってしまったマンガ『働きマン』をご紹介します。
モーニングで連載されているこのマンガの作者は美容エッセイ『美人画報』の著者としても有名な安野モヨコ。もともと彼女のイラストのタッチには大いに惹かれる部分があって、(女性もターゲットに含まれる)自分が担当する書籍のカバー作成の際には常に『美人画報』を意識していました。
とはいえマンガ自体ここ数年買ってない(著者と一緒にお仕事した『団地ともお』は別として)のに24歳の男が女性向けマンガを買うってのもなーと少し抵抗を感じながら書店のデータを調べてみると、購入層の27.4%は男性だという結果が出てきた。そしてなによりこの本の主人公は編集者。すんなり読んでみたい!と思えた。
肝心の内容はというと、
『世界的に売れる雑誌を作るという野望を胸に抱く週刊『JIDAI』の女性編集者、松方弘子。まずは30歳になるまでに編集長になることを第1目標に掲げ、日々仕事に没頭する彼女のニックネームは人呼んで『働きマン』。そんな仕事人間の松方だけでなく、松方の周りで働く様々なタイプの人たちの様々な視線を通して「働くとはなにか?」を問う!』
てな内容。自分にとっては同じ境遇や状況に立っていることも多く、共感する部分がすごく多くて楽しめた。100点満点。まさに仕事で参っていたり、自分自身にブレを感じたときに読みたくなる1冊です。
なかでも、とくに僕が気に入っているフレーズは、
『オレは「仕事しかない人生だった」そんなふうに思って死ぬのはごめんですね』
それもある それも多分あって 確かにそのとおり でも
『あたしは仕事したなーって思って死にたい』
仕事に対する価値観やスタンス、考え方は人それぞれで、だれがだれを否定するべきでもない。ただ、少なくとも自分はサッカーに関わる仕事であればベストを尽くしたいし、その面ではだれかに負けたと感じたことがないし、今後もさらさら負けるつもりはない。
仕事のことしか考えていない「仕事人間」にはなりたくないけど、自分で納得のできる仕事を生涯続ける「働きマン」でありたい。
↑1〜2巻発売中です。現在僕のところには貸し出し予約殺到中なのでみなさん買って下さい。んで、もしも映画化&ドラマ化するとしたらベストな配役は誰か?も含めて語り合いましょう!笑。