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1981年8月16日(獅子座)神戸出身。東邦出版に勤務するフットボールジャンキーな編集長・中林良輔による多角的サッカー日記。カントナとゴッドファーザーをリスペクトし、心のクラブはマンU。
by takeoverproject
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SEXY FOOTBALL
ちょっと古い話題ですが、野洲が第84回高校サッカー選手権を制しました。前回覇者の鹿実も、我が盟友・滝二も、なかなかの好チームでしたが、「セクシーフットボール」と呼ばれて話題を呼んだ野洲高校が見事大会を制しました。トリッキー&スピーディーなドリブル、流れるようなパス回し、機をみた後ろからのオーバーラップなど素晴らしいプレーの数々で最後まで観客を魅せてくれた、まさに「ジャパニーズ・セクシーフットボール」と呼ぶに相応しいチームでした。

ところで、そもそも「セクシーフットボール」とは、オランダの伝説的な選手で現在はフリー監督であるルート・フリットが、1996年欧州選手権のポルトガル代表を賞賛する言葉として使ったもので、当時彼が指揮を執ったニューカッスルのスローガンとしても有名です。ただ、フリットの現役時代はまさに「セクシーフットボール」を体現するプレーヤーでしたが、監督として自らが率いたチームでそのセクシーさを具現化することは今のところできていません。

なので「セクシーフットボール」とはなんぞや?と言われても正確に説明するのは難しいのですが、日本では一般的に“トリッキーなドリブルやパスを織り交ぜた魅惑的なフットボール”的な捉え方をしているのだと思います。さらに、プラティニ時代のフランスの「シャンパンフットボール(華麗なテクニックとダイレクトパスで奏でる美しいフットボール)」と「セクシー」との違いを表す意味でも“挑戦的な姿勢”や“大胆さ”も「セクシーフットボール」には必要だという意見も僕の個人的見解も含めて一部で聞かれます。

ちなみに野洲高校の山本監督は自身の育成コンセプトとして「少々危なっかしくても、“ちょい悪”でも、ちょっとセクシーな選手を輩出していけたらいい」という考え方を持っているそうです。これは前述のチームとしての「セクシーフットボール」とは若干ニュアンスが違って個の話ですが、要は多少リスクを犯してでも打って出る、監督や選手とちょくちょく衝突するほどの個性や存在感があるなど、あらゆる面で“挑戦的な姿勢”や“大胆さ”を持った選手という意味なのではないかと思います。

ということで、結論として僕の考える「セクシーフットボール」に必要な要素は「テクニックとスピードと積極性と独創性」。「積極性と独創性」は選手によってばらつきがありますが、「テクニックとスピード」という面ではまさに日本人向きのフットボールだと思いませんか??

それでは最後に、上記もろもろを合わせて僕が勝手に考えた“挑戦的な姿勢や大胆さを兼ね備えた選手たちによる、トリッキーなドリブルやパスを織り交ぜた魅惑的なフットボール”こと「セクシーフットボール」を実現してくれそうな2006年W杯の以降の代表メンバーを考えてみました。(2006年W杯のメンバー大幅変更はどう考えても現実的ではないので。。)

監督:ルート・フリット or フランク・ライカールト or マルコ・ファンバステン

     平山
松井        大久保
   稲本  中村
     小野
相馬 中澤 闘莉王 徳永
     西川

挑戦的でスピーディな大久保と大胆でアクロバティックな平山と稲本。中盤3人+松井は全員が世界でも通用するテクニックを持っており、2010年ともなると円熟味と凄味も増して魅惑の中盤を形成。両サイドDFは挑戦的でスピーディ。センターのDFふたりは挑戦的で大胆な攻撃参加が魅力。GKはフリーキックも蹴っちゃいます。リスクを犯してでも打って出るという攻撃性はイレブン全員が共通して持ってます。観てみたいでしょ?ちなみに中田ヒデは今年で代表引退しちゃう気がするので選考外。残念です。。

追伸:関係ないですがエメルソン捕まりましたね。。やっぱり年ごまかしてたか。。
SEXY FOOTBALL_c0030862_20593747.jpg

by takeoverproject | 2006-01-25 20:47
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